被りを心配する必要がないということの他に、アクセサリーなどもとくに必要ないという利点があります。
着物はそれのみで洗練されたデザイン性・美観を持っており、正しく着るだけで日本人女性の美しさを存分に引き出すことが可能なのです。

また着物は日本人に似合うように作られているので、「似合うかな……」という心配はほとんどありません。
ご自分の好きなデザインや色を選んでいきましょう。
着物選びのアドバイスはおまかせください。

第一に、自分で着付けができるようになっていないと気軽に着物でお出かけというわけにはいきません。
他にも着物に合わせたヘアセットが必要になるので、準備に少し時間がかかってしまいます。
また洋服のように洗濯機で洗うわけにはいかず、クリーニング業者にお願いをする必要があり、通気性のよい場所で保管しなくてはならないなど、お手入れが面倒です。

ですが当教室では着付けの時短テクニックをお伝えし、お手入れについてのアドバイスもしっかりと行っておりますのでご安心ください。

女性の着物と違い男性の着付けはとても簡単です。
少しコツをつかめば誰でもすぐに着ることができるようになります。

多くの着付け教室で男性のためのレッスンがないのはこのためです。当教室でも専用のレッスンを設けるのではなく、アドバイス程度に留めています。

色は黒やグレー、紺などが主流で、どの季節にも似合い、夏用と冬用を切り替えればオールシーズン活躍します。また伝統的なデザインのため流行り廃りもほとんどなくしっかりとお手入れをすればずっと着られることも魅力の一つです。

着物を着るとやけに身が引き締まり、背筋が伸びるような感覚はありませんか？
あの感覚こそ洋服にはない、日本が積み重ねてきた伝統による力なのです。
身が引き締まると自然と自信も湧いてきて、周囲の目を気にすることなく飄々と街を歩くことができます。また現代のファッションや流行に頭を悩ますこともありません。

それでも目立つなあと感じる方は考え方を変えてみましょう。
自分は今みんながしていない新しいことをしているのだと考えてみてください。
伝統的な着物に新しいという考え方を当てはめるのは意外に感じられるかもしれませんが、洋服が主流となった現代においては「新しい」といえますね。

男性は着付けが簡単とはいえ、正しく着ないとヨレヨレになり、ピシッとした印象が消えてしまうので魅力が半減してしまいます。
一度正しい着方を学び、自分で実践してわからないところはプロにアドバイスをもらうとよいでしょう。
着方を知っている人に手伝ってもらうのもよいです。

また女性と同様着物のお手入れは洋服より丁寧に行う必要がありますので、慣れるまでは一つひとつの動作を忠実にたどっていきましょう。

不明点は何でもご質問ください。